昨年秋からOLEDのことをコメントしてきたが、ここで一度、OLEDの概略に関して簡単に紹介しておきたい。
何故、有機EL(OLED)ディプレイか？
2017-18年のアップルのスマホ採用や、サムスン等の大型投資、鴻海のシャープ出資でも話題になったが、有機EL(OLED＝Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ(OELD＝Organic Light Emitting Displayともいう)が注目されている(以下、OLED)。
特に、昨年秋以降の動きが急だ。OLEDは、従来は、技術的な困難もあり、2020年以降くらいの導入かと思われたが、iPhoneなど採用が2-3年前倒しにされたようであり、業界が大きく動いている。
将来はフレキシブル性、今は、割れにくさや低消費電力性
OLEDの利点は、なんといってもフレキシブルディスプレイであろう。将来は、そうしたフレキシブル特性だが、目下の課題は、むしろ、「割れにくさ」、や「電池が長持ち」つまり低消費電力性であろう。
OLEDとは
OLEDの理解には、まず、基板側と、発光体側に分けるといい。