決算発表は7月29日、8月1日10時-11時で説明会、神谷CFOより簡潔な説明、質疑は伊藤専務、金井専務も対応。
1Q上ブレ、上期・年間計画は不変
2016年1Qは受注429億円、売上291億円、OP2億円、EBIT3億円、NP2億円。前年がSPE中心に高水準だったため減益幅が大きいが、社内計画比では上ブレ。年間は据え置き。映像通信ソリューションは、海外は弱いが国内公共が好調、ミックス改善で赤字縮小。SPEは昨年のメモリ活況から減だが、想定通り。上期、年間計画とも不変。セグメント内訳も不変。
SPE部門
SPE部門では、受注額は似ているが、中身が、4Qから1Qで大きく変動している。2Qに向けては、受注は横這い水準、3Q以降は見えていないようだ。いずれにせよ、ファウンドリとNANDは、2016年は予想以上、2017年も強そうだ。他方、DRAMは弱く冷え込み、2016年は厳しそう。
映像通信ソリューション、トルコBCS社を買収
国内は消防が想定通り落ちたが、防災無線が堅調で前倒し。海外ではブラジル中南米は厳しそう。周波数再編を前にして発注が手控えているようだ。なお、7月1日に、トルコの放送中継車メーカーのBCS社を6月30日付で買収と発表、数十億円で株式の51%を取得している。
日立国際の明日
今後の日立国際を考える鍵は、①日立G内シナジーと社内シナジー、②再編・グローバル化の遠心力とIOT・社会インフラのシナジーを狙う求心力のバランスだろう。