ハイテク市況に関連して、6月に底打ちを報告したが、その後のマクロ混乱の中でも、なお市況は好調だ。http://www.circle-cross.com/2016/06/17/2016年6月17日-マクロは不透明だがハイテク市況は底打ち感/
特に、スマホ新製品本格化で、パネル、NAND共に市況が強いが、特に、パネルでは、OLEDが逼迫、その影響でLCD回帰、TV向けLCDも極めて強いようだ。
TV向け逼迫
TV向けでは、32型は、底値の50ドル台から既に70ドルを回復、80ドルを伺う動向。40型も100ドルの大台を突破、40型クラス以下は逼迫。背景は、3点。このため、シャープでは亀山第二では稼働が戻り、堺ではフル稼働だが、需給が緩むことはないだろう。
4K・8K本格化で2019年まで市況は強い
TVセットでは、台数は2.3-2.4億台で前年比微増程度は不変だが、42型4K-TVで足元、一流ブランドでは400-500ドル、一部では、300ドル割れも、この価格効果で、需要を刺激、2017年にも1億台を伺う可能性もあろう
スマホは中国ローカル向けOLED逼迫でLCD回帰だが「7」は部品不足で2016年は70mil
スマホでは、iPhone7に先んじて、中国ローカルでOLED搭載が人気化、このため、需給が逼迫、中国ローカル中堅では調達が難しい。トップブランドでも、OPPO、VIVOは何とか確保だが、ファーウェイは難しそう。2016年のiPhone7は、プロセッサベース80mil、パネルベース90milとの見方があるが、他の部品不足もあり、70-72milとの見方もあるようだ。
スマホ、TV共に仮需に注意
シャープは黒字化早まる
JDIのとるべき道