日立・東芝の「事業売却」は正しかったか
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO02651420T20C16A5000000/
電機業界は今、構造改革の終盤戦にある。パナソニックやソニーの主力事業はもはやテレビやディスプレーではなくなり、日立も重心は今や鉄道や発電設備、エレベーターなどだ。長年、電機業界を分析するサークルクロスコーポレーション(東京・中央)の若林秀樹社長は、そうしたプロセスを経て見えてきた事業領域を「新しいジャパン・ストライクゾーン」と呼ぶ。
「ジャパンストライクゾーン」は経営重心®に関連して発見した日本が相対的に強い領域です。
私は、日立キャピタル、日立物流ともに、全部取り込み、他社を買収してコアとするという選択肢も面白いとも思いますが、あえて飛び地に橋頭保をつくり、そことの間に事業を築くというのも理解はできます。また、東芝もセミコン上場がbestで、東芝メディカルシステムズは中にいれて社内シナジーを目指すのがいいと思いますが、時間の余裕がなく、仕方が無かったことは理解できます。
世界を代表する日本の電子部品メーカーのトップ・幹部約60人の方々を前に、2020年までの業界トレンドと経営重心®について1時間程度お話し、その後、懇親会で、いろいろお褒めの言葉やアドバイスを頂きました。
http://home.jeita.or.jp/ecb/aboutus/about_us03.html
シャープの危機を伝えてから1年あまり、また、鴻海傘下で再建が決まってから1か月、ようやく、シャープの新しいスタートが始まりました。
シャープの再生、あとJDIも頑張ってほしいものです。
なお、NPに、ユーチューブできけます。
https://newspicks.com/news/1483764?ref=user_848263
https://www.youtube.com/watch?v=b-CMRIqZTMc
東芝の18日夕方の説明会の後、会場にて、大浜キャスターの取材。WBSで報道のもの。雰囲気が良かったのか心なしか明るい表情。
自宅の東芝製レグザの画面です。後から見逃した時に便利な機能です。
どこかと組んで、うまくやれば、もっと出そうだが。
東芝の白物家電の中国美的集団売却報道を受け、WBSでコメント。大浜キャスターが来社。
シャープ、鴻海に関する内容で、取材が写真つきで掲載されたのは、冨山氏と私です。日経新聞の争論と同じパターンですが、冨山氏の意見は、日経の時とやや印象が変わり、鴻海による買収に批判的のようです。
垂直統合に戻るのはリスクだとありますが、私は、もはや水平分業も昔の話かと思います。
経営重心®や産業によって違いますが、アップルの疑似垂直統合がいいように思います。
偶発債務事件以降、締結が延期になっており、鴻海にネガティブな意見も多いようですが、私の意見は一貫してます。
鴻海か破綻しかなく、シャープをいい形で残すのは、それなりにシャープの良さが分かって、シナジーが期待できる鴻海しかないと思います。
破綻は、クリアで、筋も通りますが、マイナス面も多いしょう。
INCJ案は、ここにも書いたように、公取委のガイドライン違反や、堺の件もあります。特に、大問題は、JDIとの統合です。これは独禁法が課題で、審査に時間がかかり、その間はリストラもOLED投資もできません。これでは、JDIも含め二の舞です。
小谷キャスターの番組です。
シャープと鴻海の件で、シャープの業績悪化の原因を振り返り(①液晶のシャープの誤解、②堺の間違った過大投資、③在庫先送り)、と鴻海傘下でのシナジー効果(鴻海は安く多く早く生産、シャープは商品開発力やブランド)や再生への期待について解説しました。
http://jp.reuters.com/article/sharp-focus-idJPKCN0VY0WY?pageNumber=2&sp=true
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO97172410Q6A210C1NNS000/
「今は平時、国の関与不要」 経営共創基盤CEO 冨山和彦氏
「経営再建後の絵はあるか」 WLロス・アンド・カンパニー会長 ウィルバー・ロス氏
「政府支援は短期で」 米アリックス・パートナーズ マネージング・ディレクター マイケル・ウェイリッチ氏
「国内再編こだわるな 」サークルクロスコーポレーション社長
若林秀樹氏
シャープは危機感と決断力がない。鴻海(ホンハイ)精密工業のトップがせっかく来日したのに提案の精査に1カ月もかける。先方は1日で買収を決めた。しかも寛大な提案はこれしかないのにだ。
個人的には、鴻海案でいいと思う。経営陣や事業ポートフォリオを現状維持するのが問題だとしても、鴻海という会社を考えればシャープには立ち直る好機だ。1つは調達コスト。鴻海の売り上げ規模はシャープの10倍ある。規模の経済が働く結果、部材費が3割減る。生産面でも鴻海の世界中の拠点を活用できる。 重要なのは電機産業が競争力を失った原因を知ることだ。液晶ディスプレーはそもそも日本企業の手に負えない。製品寿命のサイクルはわずか2年。価格も液晶テレビはブラウン管の半分から4分の1と安く、生産規模は逆に年間数千万台のブラウン管より1桁多い。要は桁違いの決断を大胆かつスピーディーにできる会社しか、ついていけない世界だ。「いい提案だけど今月中に決めるから少し待って」はあり得ない。 一方、鴻海はサイクルが短い事業がうまい。日本企業はちまちま金を使うが、ぼんと行く。日米欧企業の工場を買い、ゲーム機からスマートフォン、ロボットまで造る巨大な電子機器製造サービス(EMS)企業になった。社員は130万人。規模感が違う。官民ファンドの買収提案もあった。経済産業省が後ろにいると思うが、電機産業は規制業種と違う。グローバル競争が激しい産業は役所が思うほど再編が簡単ではない。まず国内再編にこだわり過ぎだ。相撲や野球のように外国人プレーヤーを呼んできて活性化することを考えない。企業の視点より狭い世界でこねくり回しても意味はない。電機業界の再編はもう20年近く続いている。1990年代後半のアジア通貨危機や、2000年前後のIT(情報技術)バブル崩壊、08年のリーマン・ショックが引き金になっているが、いつまでも終わらない背景には日本企業の体質と官民の関係がある。世界ではアジア通貨危機を境に韓国メーカーが台頭、台湾でもEMSが力を増した。日本の衰退と反比例だ。世界は日本のような垂直統合型から水平分業型、オープンイノベーション型に移行しているのに、企業も役所も殻を破れなかった。チャンスはリーマン・ショック後にあったが、家電のエコポイントで延命が起きた。シャープが大きな設備投資をしたのはその頃だ。 経産省が電機業界に関与して成功したのは80年代前半まで。以降、半導体、超電導など国家プロジェクトも機能しなくなったが、関与は続いた。企業も頼った。色々な技術開発に分散するのが望ましいのに国の戦略に沿って同じテーマで研究開発を進め、横並び体質を強めた。それが今のプレーヤーの多さにつながっている。
わかばやし・ひでき 86年野村総合研究所入社。JPモルガン証券、みずほ証券などを経てサークルクロスコーポレーション設立。一貫して電機産業の分析を手掛ける。56歳。
【若林秀樹】シャープ再建、なぜ鴻海案か? 再生は可能か?
経営不振に陥っているシャープは2月4日、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下に入って再建を目指す方針を決めた。国と民間がつくる官民ファンド「産業革新機構」も支援を提案していたが、鴻海案のほうが資金面で有利で、再建の可能性が高いと判断した模様だ。このニュースをどう読み解けばいいのか。NewsPicks編集部は、電機分野のトップアナリストであり、プロピッカーの若林秀樹氏に寄稿を依頼した。
https://newspicks.com/news/1391411/body/?ref=user_848263
濱田先生の司会。90分のプレゼン。
多数の方に参加いただき、熱心な質疑がありました。
13時15分より、梅田キャンパスです。
http://www.ritsumei.ac.jp/mba/admission/meeting.html/
下記ご参考です。
立命館大学経営大学院では、以下の日程で入試説明会・個別相談会を開催いたします。
申し込みが必要となることがありますので、ご注意ください。
2016.2.11(木)「今からでも間にあう4月入学」入試説明会
場所:大阪梅田キャンパス 【申込締切:2/10 17:00】
内容
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セルサイドでもバイサイドでもない「ノーサイドのトップアナリスト」の
若林秀樹氏を招聘する講演会と 本年度最終の入試説明会を開催します。
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2月4日 23時半よりNHK WEBに生出演しました。
鴻海がシャープ再建の本命という報道を受けて、鴻海の概要やシャープの状況を解説しました。
2012年にも、シャープの件で、出演しました。
時間が13分なので、INCJと比較しながら説明したかったのですが、鴻海についての説明が多くなりました。
シャープだけでなく多くの関係者にとって鴻海案の方がプラスであり、これでシャープは再生に最初の一歩を踏み出したと思います。
同じ日なのですが、説明会の合間で疲れた表情です。
鴻海の考えれる狙いや、なぜシャープがこちらを選んだのか、など聞かれました。
この日は、9時半から日本電気硝子の説明会、10時半から日立の補足説明会、13時から日本航空電子の個別取材、16時半から東芝(16時45分のニコンは残念ながら欠席)、18時からシャープ(会場は東芝の隣で助かりました)
帰宅してメモをまとめニコンの説明視聴の後、22時にNHKです。この画像は東芝会場です(東芝の方、すみません)
ソニーの特集が中心ですが、パナソニックやシャープにも触れられ。電機業界再編の特集です。この中で、4Pにわたり、経営重心®理論から導き出した、あるべき再編を大胆提言してます。
21日 17時20分から19時までの説明会の後、会場でのコメントです。大浜キャスターのインタビューです。
自宅のTV(東芝レグザ)でタイムシフト機能で再生を撮影
以下、発言要旨です。
・ヘルスケアは第三の柱としてピカピカの虎の子。
・NANDは成長性も競争力もあるが、足元、市況が厳しく利益率低下。
・原発は、長期すぎて、いろいろ問題が出てくる
・また、長年の課題である第三の柱を探すことが急務。
・ヘルスケアにとっては、実はかえって、外に出た方が成長するし、外からオープンイノベーションで、東芝と連携もでき、医療機器業界再編をリードしてほしい。
東芝の不正会計問題に絡んだコメントになっております。2005年頃、本来はタブレットなど新製品開発に取り組むべきところを目先の利益を追いかけたツケが出てしまった。ただ、不正会計が出たおかげでリストラをしやすくなったのも事実。
「原発ルネッサンス」は再び、あるか by 編集委員 中山淳史氏で引用されました。
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO94567130Q5A131C1000000/
■WHの適正評価必要
ただし、積極論が出てきたとしても、東芝の原子力事業は「かたち」を変える必要が出てこよう。WHの自己資本比率は57%で健全だが、「東芝と一体なのに別会社で分け、WHだけの分を他の株主に保有させていることが諸々の問題の根源」とサークルクロスコーポレーション総合研究所の若林秀樹主席アナリストは見る。WHを子会社化した上で、「『東芝原発社』を適正に評価して分社化し、それを(既存株主の)IHIなど外部株主に保有してもらえば、連結と子会社での減損の違いはなくなる」との指摘だ。
平成27年4月10日出願、10月2日登録です。第9類、第35類、第41類、第42類の4項目です。
あくまで防衛的な目的です。
この度の登録に関しては、恵泉国際特許事務所の矢口先生に大変お世話になりました。
2015年1月に次世代のCFOを育成すべく創設された一橋大学財務リーダシッププログラム(HFLP)で、伊藤邦雄先生司会の下、経営重心を中心に、一流上場企業のCFO候補の方、40名に講義しました。1時間強プレゼン、1時間質疑討論で計3時間、非常に活発で密度の濃い議論ができました。
http://hflp.jp/program/lecture_design/
http://hflp.jp/
ウェスチングハウス減損報道に関してのコメント引用です。
東芝は7日の決算発表で、WHの損失計上の有無や背景を公表しただけだった。電機業界に詳しいサークルクロスコーポレーション総合研究所の若林秀樹・主席アナリストは「WHの価値が劣化している印象はないが、減損の金額が大きくて驚いた」と話す。
東芝のPC新製品発表会についてのコメントです。
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/newsl/post_99073
コメント内容は、東芝はCEATECも出品できず、粉飾会計の汚名を払しょくしようと、新製品発表会をしましたが、経営トップは登場せず、いわば、コミットされていない形です。半導体はすでに相手も決まっていますが、PCやTVは撤退方向だと思いますが、まだ決めっていない。その中で、つまり、こういうケースは、自助努力で頑張ってアッピールしろということかと思います。
ここで評判をあげれば、提携先や受け入れ先も出るかもしれないし、社内から、やはり必要だという声が出る可能性はある。
しかし、PC市場が10%以上マイナス、IPADも苦戦の中で、世界一薄い軽いというだけでは難しいと思いました。10年前ならともかく。この10年間でも、各社がタブレットを出すなかで、富士通とのケータイ売却の縛りか、他の理由か不明ですが、ほんの一部だけでタブレットはまりでず、魅力ある新製品もなかった。NECはレノボに売却、ソニーも分社化、パナソニックは堅牢なものに特化、富士通は苦戦しながらもソリューション志向という中で、戦略もなし。
私は、もはや汎用PCでは厳しく、テックと連携し流通、府中工場と連携しFAの専用端末という方向性かBtoBのソリューションかと思います。かつてラップトップという市場を開き、ダイナブックでノートで世界一になった東芝なら、もっと新しい発想で、沈むPC市場を救うようなものを出してほしかった。
各界の重鎮が集う朝食会で、熱心に聞いていただきました。
私は電機・自動車というカテゴリーで6名の中の1人です。
他には、元ソニーの出井氏などです。
他のカテゴリーでもコメントしております。
https://newspicks.com/propicker-100?ref=index
日経新聞系の公益社団法人です。電機業界と経営重心の話をしました。講演といっても、限られたメンバー20人くらいの勉強会ですが、活発な質疑となりました。
NewsPicsは、アップロードされるニュース記事に、ユーザーがコメントをつけられることが最大の特徴で、有識者がコメント(「プロピッカー」と呼ばれる)をし、経済メディアとしての質を高める取り組みを行っている。全体で経済、政治、など20位のカテゴリーがあり、100人くらいいるが、その中で電機業界の関係のプロピッカーとしてコメントします。日々アップロードされる電機業界関係のニュースにご専門の観点からコメントしていきます。この若様ブログとも補完関係にもなります。
https://newspicks.com/
東芝の不正会計に関連して、再編、ポートフォリオについてコメントしております。
なお、紹介で、「元電機トップアナリスト」とありますが、90年代後半、2005年にアナリストランキングで1位でしたが、アナリストは現役です。
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2015/9/8 6:30
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日本経済新聞 電子版
「まずは、経営の重心をどこに置くかを再度見極め、選択と集中やガバナンスの徹底を投資家にわかるように示してほしい」と話すのは電機産業のアナリストが長いサークルクロスコーポレーション(東京・中央)の若林秀樹社長。
東芝決算説明会の後で、感想を聞かれ湖メンとしました。
いろいろ話しましたが、放映されたのは数分で事業の再編の話です。
「単なる人切りではなく、ゼロベースで収益を見直し、どの事業が一番稼いでいるか再認識するチャンスではないか」と話しました。
日経ビジネスでは、本誌、電子版で、東芝の特集がされておりますが、その中で、今後の再生シナリオについて、インタビュー記事が掲載されました。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/082700031/090200006/
半導体事業を分離・上場させれば1兆円」、東芝生き残り策
電機業界の著名アナリスト、若林秀樹氏が示す3つの再生シナリオ
2015年9月3日(木)宗像 誠之
東芝が不正な会計処理に走らざるを得なかったのはなぜか。原因はさまざまあろうが、不採算事業を延命させたことで、東芝全体で稼ぐ力が弱まっていたのは間違いない。日立製作所や三菱電機など競合他社と比べても東芝の営業利益率は低い。
イメージ悪化により、東芝を取り巻く事業環境は厳しさを増している。そうした逆境の下、不採算事業の縮小や撤退など構造改革は避けられないだろう。東芝が生き残るためには何が必要なのか。電機業界を代表するアナリストで、サークルクロスコーポレーションの若林秀樹社長に聞いた。
電機関連企業を長年見てきた若林氏は、東芝再生には3つのシナリオがあるという。
(聞き手は宗像誠之)
続きは、日経電子版で
かねてより、経営重心の商標登録出願をしておりましたところ、8月24日に、査定がおりました。弊社としては、防御的な意味であり、すなわち、経営重心のコンサル活動などをするうえで、必要なものです。皆様には、きちんと表記さえして頂ければ、どんどん、お使いいただき、普及させたいと思っております。何卒、よろしくご理解いただきますよう。
2015/8/20 0:25javascript:void(0)
19日の終値は393円90銭だった。会計を巡る問題が明らかになった4月3日に比べるとなお23%安い水準にある。18日は前期や過去の決算の最終損益は開示されず、「自己資本など配当の前提となる財務への影響が分からない」(サークルクロスコーポレーション総合研究所の若林秀樹所長)との声が出ていた。
「シリコンバレーと江戸幕府が一つ屋根の下にいるようなものだ」というくだりです。
またyoutubeで説明会の模様が聴けます。私も、企業風土がいつから悪化したのか、なぜ、今回、07年度以前は不問か?、なぜ4事業以外は不問か、について質問してます。
企業風土が問題なら、全事業が問題のはずですね。詳しくはブログで。
https://www.youtube.com/watch?v=RwqjVlAsBew
TV東京のWBSで東芝の株主総会に関係して不適切会計について、コメントしました。1時間近く録画撮りをして、数分のカットでした。
6月25日11時半~12時半 機関投資家向けの「インサイト&カタリスト」セミナーです。みずほ証券の菊地チーフ株式ストラテジストによる司会です。約70名の機関投資家の皆様に熱心に聴いていただきました。
企業の「根っこ」をみる(若林秀樹)
10年前に電機業界の人気アナリストから、ヘッジファンドの運用者に転じ、市場の話題となった若林秀樹氏。いままた、ヘッジファンドを離れ、アナリストとしての活動を再開した。若林氏が分析でこだわるのが企業の本質的な実力だ。短期的な業績や株価動向とは一線を画す手法は、投資を考えるうえでヒントになる。
弊社にお越しいただき、会議室で面談しました。詳しくは、日経電子版より
http://www.nikkei.com/money/features/67.aspx?g=DGXMZO8812211016062015000000&n_cid=DSTPCS008
ヘッジファンドを離れ、シンクタンクを設立
昨年の11月に「サークルクロスコーポレーション」(東京・中央)を設立しました。いわゆるシンクタンクです。経営理念は「ノーサイド」。独立した自由な立場で企業についてリポートを発信しています。特定のファンドに助言するということもできるんですが、いまはやってません。
私のリポートでは一切株価のコメントはしてませんし、投資判断もしてません。でも、機関投資家の方々からは株価とか投資判断はいらないので、「長期の経営のビュー(見通し)」について話を聞きたいという要望が意外に多い。
企業を草木にたとえますとね、いまのアナリストは花が咲き、実がなることに関心がある。これが業績と配当です。私が関心があるのは根っこのところ。土に埋もれた根っこのところが会社の本当の実力ではないかと。いまのアナリストが短期的な業績や株価に興味があるからこそ、私は違うことがしたい。
日経新聞電子版 5月26日 「ニュースこう読む」で、東芝についてコメントが引用されました。以前、東芝だけでなく、電機業界全体について取材を受けたものです。
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO87138900S5A520C1000000/?df=2&dg=1
2015年5月20日 18時半より、「経営重心で定量分析する電機業界」のテーマで、名古屋商科大学大学院公開講座で講演しました。名古屋キャンパス会場で57人、東京キャンパス会場中継で21人の予約で、最終的には名古屋35人、東京12人の参加でした。質疑も4名の方から頂きました。
アンケート結果は下記をご覧ください
内容は、
0.自己紹介
1.No Sideへの思い
2.経営重心
3.その他
変わる研究開発体制
AGHOST その後
です。
週刊東洋経済の今週号に「シャープ解体」特集で紹介されました。
偶然かどうかわかりませんが、セルサイドアナリスト時代にライバルだった佐藤文昭氏と一緒に掲載されてます(産業用エレクトロニクスでは私が1位、彼がだいたい2位でした)。
名古屋商科大学大学院で来る5月20日に講演します。平成27年度春期ビジネス公開講座「識者に聞く~現状と展望」
以下、HPより。
平成27年度の公開講座は、日本および世界の状況をしっかりと見つめ直す機会としたいと考えています。日本企業と日本経済の世界における立ち位置、米国の今後の動きなどを、その道のプロフェッショナルとしてみてこられた方々にお話しをうかがいます。
最初の講座は、日本の代表産業であるエレクトロニクス業界についてです。当該業界のトップ・アナリストとして長年活躍され、現在は客観的な立場から業界のご意見番的な活動をされている若林様です
第98回ビジネス公開講座 「経営重心」で定量分析する電機業界
http://mba.nucba.ac.jp/open-seminar/h27/
週刊エコノミスト5/5・12合併号に、「シャープの解体リスク」について寄稿しました。
世界株高の落とし穴という特集です。
シャープについては、4月20日までの報道をベースに、リスクと課題を洗い出し、考えられるシナリオと問題点を分析しております。その後の情勢で、いろいろ変化する可能性も高いことにはご注意ください。
なお、最新の情勢と私の認識についてはブログ等で紹介しております。
関西台湾液晶連合の構想は妄想に近いですし、オーナー系大手メーカーが出資するのも非常に難しく否定的ですが、救済には、これしかないような気もしております。
4月20日 三菱UFJモルガンスタンレー証券にて、約80人ほどの機関投資家向けに「経営重心」について講演をいたしました
同社の佐治信行チーフエコノミスト(氏とは、みずほ証券で同僚)が司会をして頂きました
お陰様で雨中にもかかわらず多数の機関投資家のファンドマネージャやアナリストが熱心に聴いていただきました
本社を中央区月島1-8-1-1501から中央区月島1-8-1-1402に移転しました。
移転登記が完了しました。
メールもこちらが便利かと思います。
メール hideki.wakabayashi@circle-cross.com
2015年4月2日 両丹日々新聞で、「経営重心」が取り上げられました。同新聞は、私の故郷 京都府福知山市など丹波丹後地方(京都府北部)の新聞です。
また地元の最大手書店である福島文進堂では特設コーナーを設け、50冊以上売れ、ベストセラーになっている。
福島文進堂のトップは私の地元で同級生であり、持つべきは友、ありがたいのは故郷であると思った。
3月22日現在
・アマゾンで、電気電子本でようやく、1位になりました 業界本10位
新書で70~80位前後、全体700~800位
(「日本の電機産業に未来はあるのか」では、アマゾンの最高は全体50位、ビジネス書1位)
・都心部の大きな店では、そこそこ新書コーナー等においてありますが、普通の店では置いていない、置いてあっても数冊なので目立たないようです。
・まだまだ認知度は低いようです。
・どうか周囲の方に、勧めてください。読んだ方の満足度は高く、多くの経営トップが読んでいます。
・3月12日現在 丸善日本橋で1位
・TSUTAYA 60代以上の男性が選んだビジネス書籍で1位
・http://top.tsite.jp/ranking/508/22686637/
・HONTOランキング 経営学・企業のベストセラーで先週24時間で21位
・同上 週刊41位
http://honto.jp/ranking/gr/bestseller_1101_1201_011_029007020200.html?dispTy=1&pgno=2&tbty=1&tpcl=3
・2015年2月26日 「経営重心」を出版しました。
・2015年1月21日 BS11「報道ライブ21」に生出演しました。
テーマは「国内回帰本物か」
・2015年1月14日 NHK 「情報まるごと」に生出演しました。
テーマは「円安で日本企業国内回帰?」
・2015年1月8日 東京理科大学大学院MOTにて講義をしました。テーマは「アジアものづくり型企業の限界」 サムスンやホンハイについて分析、二社比較をしました。