先週の日立ハイテクの受注下方修正と同様の動きとなるかどうか、注目された半導体製造装置大手のTEL、アドバンテストだが、やはり、足元のスマホ調整をうけ、下期は下方修正、TELは年間でも下方修正となった。
http://www.circle-cross.com/2015/07/28/2015年7月28日-1q決算での注目点-航空電子-日立ハイテク-キヤノン-nidec/
http://www.circle-cross.com/2015/07/10/2015年7月10日-中国スマホ景気一巡-短期調整か2020年まで休憩か/
両社とも受注の底は7-9月であり、秋以降は回復するとの見方であり、日立ハイテクよりやや楽観的である。しかし、ファナックや日立建機の決算に見られるように、「中国スマホ」バブル(中国orスマホ、か、中国andスマホ、か微妙だが)が崩壊する中で、やや慎重にみておくべきだろう。
スマホ調整を受け、急落した512MbDRAMは底ばいとなったが、PC向けが多い2Gbや4Gbは下落が続いており予断を許さない。
日本では、DRAMメーカーが消えたので、マスコミでも騒がなくなり、鈍感になったが、DRAMは、なお色々なハイテクの先行指標であることは不変であり、この急落は、大変な事態だ。半導体メーカーが急ブレーキを踏み、7月のセミコンウェストで弱気となったのも当然である。