2015年8月25日 日経は900ドル弱下げNYダウ一時1000ドル下げ(終値588ドル)

中国不安を契機に日経平均が900ドル弱下げかと驚いていたら、米NYダウは一時1000ドル下げた(終値は588ドル)。為替も急速に116円まで円高が進み118円前後となっている。原油も40ドルを割れた。天津の爆発事故に続き、日本や中国の別の地区での火災や爆発など不安が広がる。南北朝鮮も不安定だ。9月に向けて、米利上げの可能性に加え、極東でも、地政学リスクが高まっている。

 821日の日経新聞で、国債で海外勢が存在感とあり7月の買い越し額が10カ月ぶりに2兆円強という報道を見て、300兆円を超える買いと異常な日銀の行動にも関わらず国債を買うとは、改めて投資家のリスクオフ姿勢が明らかになった。

 従前から述べているように、既にバブル相場となっており、バブルゆえに、乱高下、ボラは高くなる。加えて、AIが売買すると、それを加速する。人間なら、「そうは言っても下げすぎだろう」というような常識的な感覚はなく、売りが売りを呼ぶとういうのはブラックマンデーを想起させる。また、日経平均のチャートはITバブル崩壊に似ている。特にハイテク優良株の下げがきつくチャートも悪くなってしまった。