2015年10月6日 TPP合意でクルマ部品の生産体制が変わる

TPPが基本合意された。マスコミでは、農業関連が多いが、クルマ部品や電機などに絞って、政府関係資料を読んだので、報告する。

http://www.cas.go.jp/jp/tpp/tppinfo.html#201510atlanta_goui

工業製品は11カ国で99.9%の品目で関税撤廃であり、輸出総額19兆円の99.9%、即時撤退でも76.6%であり、無税割合が米国3967%、カナダ4768%、などとなる。

クルマについては、米国は2.5%の関税が15年目から0.5%となる。家電、産機、化学は99%即時撤廃、カナダ、オーストラリア、NZ、ベトナムもそれぞれ順次撤廃である。ただ、家電では、80年代ならともかく、日本の競争力にどの程度影響するかわからない。産機、化学は既に強いがプラスであろう。

注目されるのは、原産地規制に関連して、完全累積制度の導入である。