日本電子が上期の業績を上方修正した。同社は半導体や産業機器もあるが、電子顕微鏡や医療関係もあり、日立ハイテクの科学医療と同様の動きには見える。
短信によると、売上は上期466億円で不変だが、OP2→17億円、NP1→11億円、y通期は据え置き。修正理由として、サービス収支の改善、円安をあげているが、本決算でもその取り組み強化が確認され、半導体装置業界等でも、強化されてるサービス事業によるものが大きいだろう。為替はもともと120円/$、128円/€であり、感応度は1円で其々、1.5億円、0.4億円であり、現状のレートからすると大した影響ではないのではないか。
むしろ1Qは、売上182億円OP-2億円であり、前期が売上160億円OP-26億円に比べ1Qにしては出足好調でありサプライズであり、その延長線上にあることが重要であろう。1Qのセグメント別では、主力の電顕を擁する理化学が120億円OP-3億円(前期107億円OP-17億円)の他、他のセグメントでは黒字であった。