2015年10月27日 TELの説明会、破談ショックから立ち直り装置受注も底固め

271745~1845分説明会、東CEO社長、常石副会長、河合COO、掘CFO、笹川IRなどフルメンバー。AMAT統合破談、下方修正と明るさが特徴のTELにしては暗い話題が続いていたが、今回から、会社ロゴ、プレゼン資料も一新、明るさが戻ってきた。

10分位で掘CFOから上期の要点、20分位河合COOが通期と中期の説明、質疑はかなり多かった。なお、以下の説明要旨には質疑で明らかになった点も入れている。

CFOの説明要旨

上期が過去最高、SPEFSI社の暖簾減損44億円に係らずopm20%維持に加え、FPD13%となったことが強調された。上期は売上2191億円OP438億円、NP307億円だが、OP23億円上ブレ。増収はDRAMNANDCMOSセンサー、Opmはパーツ好調等による。

河合COOの説明要旨

 受注は、1QSPE1566億円、FPD118億円に対し、SPE10%減、FPDが横ばいの計画だったが、2QSPE1224億円、FPD125億円、と想定範囲。

中国では、3D-NANDが落ち、台湾ではファンドリが落ちた。3Qは全体は横ばいで、メモリが弱く、ロジックが回復との見方、4Qも同傾向の想定。

 通期は、売上64506600億円、OP9501050億円、NP660720億円。年間OP1000億円超えは2008年度以来である。またR&D740780億円、CAPEX120150億円と増加。これは、①エッチ、②成膜、③洗浄を強化のためであり、いずれも2019年にそれぞれのシェアを10pアップする。エッチは、酸化膜とポリの積層膜のためのHARC技術、成膜はALD3D膜用、洗浄は枚葉でウェットもドライも。

サービスも、5.7万台の納入済み装置を生かし、フィールドソリューションを強化、2012年に1064億円が15年に1700億円、20202000億円以上、この8月に組織もつくり、中古改造とTELeMetoricsなど包括契約を伸ばす。

質疑や分析