0月29日15時45分より松山CFOによる簡潔な説明と質疑。中国に関連する景気敏感な部門も多いため、足元を確認する質問が大半。
上期は売上2兆円、OP1270億円、NP929億円。計画に対しOP130億円下ブレだが、ここのところは、上ブレが多かったので久しぶり。上期では産メカは上ブレ、重電で100→37億円、情報通信30→-38億円と、この二つの下ブレが大きい。
通期もOPは久しぶりの下方修正、売上4.37→4.38兆円だが、OP3200→3000億円、NPは税負担軽減で不変。OPは重電740→680億円、ITが190→140億円、デバイス240→190億円、家電570→540億円。
OPは上期も通期も下ブレ、減益となる。しかし、今回の下方修正や減益は、よく言われているように、中国の景気減速ではなく、FAは、まだ堅調であり、影響が出てくるのはむしろこれからであろう。
重電では、メガソーラ減収だが、スマートメータなど好調。OPでは、不採算案件があり、下方修正は、これを国内交通期ズレ、原発再稼働遅れもあり、補えず。ビルは国内減収、海外増収で、全体では増収増益。中国は上期受注は10%減だが1Q15%減が2Q5%減に縮小、高給住宅、ホテル、オフィスは良くないが、駅舎や保証制住宅がいい。
産メカでは、上期上ブレ、通期不変。FAは中国スマホは減だが国内のクルマ向けが牽引、クルマは欧米牽引。なお、FA受注は2Qはy/y5%減、q/q1%減、中国はスマホ以外も落ち込み。3Qはスマホは厳しいが、中期でのFA化は続く。
情報通信では、インフラ関連悪化、伝送向け設備減損21億円、防衛は端境期が1-2年続くようだ、宇宙は好調。
デバイスでは、前年の大口の反動減もあるが、中国の白物や産業用が厳しい。2Qは41%減。ただ、外注に回していたので、三菱の内部の稼働率は落ちていない。
家電はエアコンが、中国が厳しい。国内は家庭用が8%増、業務が減。欧州は2Qから猛暑で改善、米は堅調。
感想と分析