11月11日18時より梶本社長、徳田氏、国保氏、IR加藤氏が出席、プレゼンとして、梶本社長より業績及び経営環境、新商品の紹介などがあった。
後述するように、CKDは半導体関連サプライチェーンで一番の先行指標だが、今回、サムスンのロジック、TSMCで、装置発注の前倒しがあったことは大きなサプライズ。来期の新型スマホに向けた準備だろうが、これでシリコンコンサイクルは底入れ。
業績は無難な着地
上期は売上452億円、OP43億円、NP29億円とインライン、通期は売上880億円、OP90億円、NP63億円で不変。セグメント別では、自動機と機器があるが、前者は、ジェネリックや食品向け包装機、クルマ向けエレクトロニクス用のハンダ印刷機など数百万円から数億円のシステム機器であり、後者は半導体及び製造装置に依存する高精度な機械部品である。
機器事業
機器事業は、半導体製造装置や工作機に使われるバルブ等空気圧や流体制御の機械部品であり、精密な加工技術や電磁アクチェータ技術も必要である。以下に、会社側の機器の応用分野別の伸び率の上期の見方の変化と下期の現時点での見通しを示す。なお、構成比はざっくりとした推計である。