11月26日に日本無線が大幅下方修正。売上1135→1125億円、OP70→30億円、NP35→19億円。親会社の日清紡も、日本無線の分と、ブレーキも不振で、売上5500→5300億円、OP200→140億円、NP160→130億円。なお、日本無線の株価は27日に8%安。
日本無線は、11月12日に説明会があり、水河川などソリューション事業が厳しいのではないかと詰めたが、「上期はそうだが足元回復しており達成」という答えだった。2週間で、OP70→30億円は、適時開示とはいえ、あまりにひどいように思う。12日の時点で何故、下方修正をしなかったか、そうでなくても、こちらの問いに対し、投資家が誤解しないような回答の仕方はあるだろう。
今期は更なる下ブレもあり、来期も大幅回復は難しいだろう。中期でも、既にソリューションは下り坂、通信は厳しい、まだマシなのは海上くらいである。社風は、あまりにおっとりしている上、自前主義でオープンイノベーションに程遠く、12月に100周年を迎えるが極めて厳しいだろう(だいたい、100周年は、鬼門で、日立も100周年が1兆円の赤字と厳しかった)。日清紡からの経営強化策が望まれる。なお、同じ日清紡グループの新日本無線は業績好調、社風も真逆、決断が早く、オープンである。
中期展開については、下記を参照。
http://www.circle-cross.com/2015/11/20/2015年11月18日-祝創業100年のjrcの上期決算説明会-11月12日/