2015年12月8日 東芝のSESC課徴金と旧役員への損害賠償請求説明会について

71745~18時半まで、SESC課徴金納付報告と元役員損害賠償請求についての説明会があった。緊急説明会のメールを貰ったのが、出張帰りの新幹線の車内のため、参加できず、今朝、HPで録画(説明のみで質疑なし)を視聴しての報告。出席者は、室町社長、監査委員会委員長 佐藤良二氏など3名。説明は、室町社長がお詫び、佐藤氏が、発表資料(2種類の発表分、パワポイント等はなし)にそって説明、5分強で、大半は質疑だったようだ。相変わらず認識や責任問題が多かったようだが、最近報道のリストラに関するものが中心だったようだ。今後、委員会設置会社の場合は、議案によって、社長が主役ではなく、監査委員長や指名委員長が中心の、こういう説明会になる。

 課徴金は報道通り、損害賠償請求は見直しで3億円以上のようであり、監査法人の変更も監査委員会の権限だが検討中のようだ。

WEC減損についての室町氏の認識について、2012年は顧問であり知らない、2013年は役員会に報告が無かったことが明らかにされ、室町氏の責任は無いことが判明した。ゆえに、先日の日経ビジネスなどの報道はアンフェアであることが確認された。ただ、役員会に報告が無かったことは、驚きである。WECについては、再調査の必要はないと答えたようだ。

PCや白物のリストラについては、PCVAIOも含め最終段階の調整、白物はまだ、シャープとの統合なども含め、いろいろな提案の検討段階であり、フェーズが異なることが分かった。白物は、ロボットをセンサーにより外部環境を感知し自動制御によりモーターで動くものと、考えれば、ロボットの一種でもあり、家庭内のIOTにも広がる可能性や、垂直統合向きの、ローカル性が、強い性格をもつ。経営重心でも、サイクルは長く、ボリュームも大きくなく、ジャパンストライクゾーンに入る。過去、パナと三洋の例にもあるように、統合して大きくしていいものではない。

そろそろ、前向きの再編の説明会に出たいものである。