メモリ市況を占う上で重要なマイクロンの決算が22日発表されている。IR資料によれば、2016年1Q決算(9-11月)は、売上7%減収Q/Qの3.35Bilドル、OPは46%減益Q/Qの247milドル(Opm7%)であった。売上はガイダンスの下限。在庫は2.2か月と前Qの2.0か月とやや増えたが通常の範囲。DRAMは値下がりが厳しいが底ばいの兆し。NANDは競合の値下げが響いたようだ。DRAMではモバイル向け30%、PC向け20%、サーバー向け10%強、NANDはコンシューマが50%、MCP10%強、SSD10%強。3D-NANDは16年下期本格化。DRAMも20nm量産へ。イノテラ買収は16年半ば。
セグメント別では、ストレージが赤字となり、NANDだけではないが、NANDは厳しいだろう。
2Qのガイダンスは、売上は9%減Q/Qの2.9-3.2bilドル、OPは、赤字60milドル-黒字20milドルとされた。
現実はもう少し厳しいだろう。株価は14ドルまで下落し、紫光集団のTOB21ドルよりかなり下落はしている。
今後、サムスンやハイニクスの決算も1月に明らかになるが、厳しいだろう。その中で、既にOpm10%台まで落ちた東芝がどこまで耐えているかが注目されよう。
その中で、1-3月は、メモリの再編が再び蠢いてこよう。