TSMCの決算は、4Q売上は204bilNT$(y/y−8.5%、q/q−4.2%)。ガイダンス(201~204bilNT$)比インライン。
会社側は、「中国スマホ市場は回復の兆しだが、ユーザーは引き続き慎重なスタンスを維持、2016年1Qも同傾向」とのこと。売上構成は、通信(構成比62%)q/q横這い、家電(6%)+5%、コンピュータ(9%)は−23%、産業品(23%)は−12%。通信がまだ堅調、PC悪い。粗利48.6%、q/q比+0.4ポイント改善、会社ガイダンス(47.5~49.5%)比インライン。稼働率は低下、コスト削減、為替要因でy/y改善。Opm38.3%、ガイダンス(36.5%~38.5%)比上限。q/q1.4ポイント改善。プロセス別では、16/20nmが24%、28nmが25%、3Qは16/20nmが21%、28nm27%ゆえ、16/20nmの比率が上昇。
2015年通期売上843BilNT$(+10.6%)、Opm37.9%(−0.9ポイント)。CAPEXは2015年で81.2億ドル(−14%)、期書計画115~120億ドルから、3Q時点の80億ドルに対しインライン、2016年計画は90~100億ドル。
2016年1Qガイダンスは、売上198~201bilNT$(y/y−10.9%~−9.5%、q/q−2.7%~−1.3%)粗利率47~49%、Opm36.5~38.5%。4Qの稼働率実績はNA、1Q見通しはやや甘いか。