ソニーは1月26日、イスラエルの通信用半導体メーカー、アルティアセミコンダクターを2億1200万ドル(約250億円)で買収すると発表。アルティア社はLTEに特化したシステムLSIとソフトに特化した会社で約220人、売上は3000万ドル程度。IOTに向け、CMOSセンサーからRF周りを固める戦略であり、半導体の事業モデルのモジュール化である。今後は、更に、カメラモジュールだけでなく、MEMSセンサーや、RF周りのベースバンドまで攻める可能性がある。ここは、まさに、先日、TDKがQコムと提携した領域である。スマホだけでなく、クルマや監視カメラなどへも入ってこよう。
経営重心®理論からは、ソニーはデバイス中心に、右上にあり、ゲームやコンテンツも近い。ここの強化はプラスであろう。スマホやTV、PCなどセットは反対だが、モジュールに特化して、デバイスとコンテンツの会社に集中すべきだろう。