NECが業績下方修正を発表、テレコンに参加。川島CFOが説明、質疑、参加者は多そう。
売上3.1→2.9兆円、OP1350→1000億円、NP650→650億円、FCF800→600億円。
テレコムで国内基地局などが期待外れ、不採算案件もあり。OP640→410億円、パブリックで、宇宙関連が期ずれ、不採算案件も出て、OP860→620億円、エネルギーがやはり悪化でOP0→赤字120億円。不採算は、テレコム、パブリックで、50億円強ずつ。
特別損益や税金では、子会社のNECモバイル債権放棄、欠損活用等があった。
エネルギーでは、中計で、コストの使い方も含めて見直す、という慎重な言い回しだが、実態は、減損リスクや事実上の撤退もありうるということだろう。
テレコムは、キャリアの投資減速で想定線、パブリックも期ずれはわかるが、不採算が計100億円以上は、ややネガティブだろう。ただ、マイナンバーは好調、消防無線等は、想定通り減少傾向、パソリンクは想定線、海底ケーブルは堅調、また、IT投資で企業側のマインドは、まあそれほど悪化していないようだ。
なお、注目のマイナス金利によるPBO悪化影響だが、利率は1.3%を1%以下にするだろうが、インパクトはそれほど大きくなく変動分は10%以下で、ならば日本基準では計上しなくていいようだ。逆に年金資産が予定利率2.5%だが現在の株安では600億円の悪化要因のようだ。