日立物流のSGホールディングスとの経営統合に関する投資家アナリスト向け説明会に参加した。本社で16-17時、中谷社長、神宮司専務、浦山常務、林常務が出席。なお、既に、メディア向けは30日に日立の斎藤氏、SGホールディングスも含め帝国ホテルで説明会ずみで、同様の資料を用いて、日立物流だけでなく、SGホールディングス・佐川急便、日立本社の分も説明があった。
説明では、物流のグローバル化の中での競争力向上や危機意識を共有、デリバリーと3PL(サードパーティーロジ)の融合、リソースやインフラの相互活用、アジア対応にもよく、川上から川下までカバーでき、シナジー効果や補完関係が強いことはよく理解できた。
日立の本社から切離しというよりも、物流側から独自に発展したいという印象であり、かなり議論された様子もある中で意識やビジョンは共有、文化も近い面もあるようだ。遠心力、独立色、オープンイノベーション、文化の多様性を志向している。
これまで、日立物流、日立グループの再編の中で、横串の部門を担うと考えていた。日立の勝利の方程式は、ITといろんな分野の掛け算であるが、ITだけではなく、金融、流通、商事の4つが揃って有効だ。