2016年4月8日 ファインテックジャパン見学記~OLED用の装置、マスクを中心に

 

FPD関連の技術展であるファインテックジャパンが、東京ビッグサイトで46日~8日まで開催され、8日に一日弱かけ見学、併せて、光レーザー技術展、高機能フィルム展、高機能セラミックス展、高機能プラスチック展、高機能金属展も、ピンポイントで簡単に見たので報告する。

 

ファインテックジャパンは、過去から継続的に参加しているが、昨年は行けなかった。今年は、全体的に、そこそこの来場者数であったが、肝心のキヤノントッキのブースが今年は無かった、また、小ぶりの展示が多かった。

 

見どころは、OLED関連で、Vテクノロジー(以下、Vテク)、日本製鋼所、アテネ、常陽工学、LANテクニカルサービス、アルバックなど各社の装置、マスク等である。また、タッチパネルの日本写真印刷、曲面フィルム装置のタカトリ、スマホ向けAFSで急成長のシンクロンも訪問した。他は、ピンポイント、高機能フィルム展で、DNP、凸版が出ていたので、マスクの展示があるかと思ったが、マスクはなく、タッチパネルなど、フィルムなどであった。住友ベークの封止モジュール、宇部興産PIは興味を引いた。また、FSWAPCを展示のフルヤ金属、福田金属箔も面白かった。

 

OLED周辺の最新動向、鍵は、蒸着機、封止、マスク

 

 2017-18年のアップルのスマホ採用や、サムスン等の大型投資、鴻海のシャープ出資でも注目された、が、OLED化が進む中で、鍵となるのが、①RGB蒸着機、②水分厳禁のOLEDの封止、特に端面からの防止、③マスク(FMM:フラットメタルマスクと、FHM:ファインハイブリッドマスク)、である。

 

RGB蒸着機

 

OLED封止

 

マスクはFMMが先行、追うFHM

 

アテネは電鋳に強み

 

Vテクは、PI使ってFHMでキャッチアップ、関連装置も

 

レーザーアニールで日本製鋼