2016年5月3日 日東電工の決算テレコン(4月28日)

 

日東電工の決算テレコンが決算集中日の42818~19時にあり録音再生を視聴、分析した。武内CFOIR板倉氏など。かつては質疑の殆どが偏光フィルム関連だったが、メディカルの質疑がかなり増え、1/3位になった印象、またインダストリアルテープも増えた。IRの成果もあろうが、同社のポートフォリオにそってバランスが取れてきたのは良い傾向だろう。ただ、同社のメディカルに関しては、専門外であり、分析すべき能力がないので、ここでは省く。

 

厳しかった4Q2016年度も上期は厳しい

 

 2015年度は4Qが厳しく、OPはわずか128億円、q/qでも、y/yでも半減、特に、オプトロニクスは計画比6割減のわずか34億円、セグメント間でも最低へ。q/qでは160億円強の減益だが、20億円が円高、140億円が売上減、コスト策変を価格低下が上回った。この結果、年度でも売上81007930億円、OP11001024億円、NP860820億円。3Q時点での下方修正を下回った。年間は40億円の減益だが、値下げとコストダウンが同程度、償却費増が40億円程度。

 

2016年度も厳しく、売上7700億円、OP900億円、NP700億円と減収減益見通し。通期で10%減益だが上期は34%減。110円前提の円高もきく。

 

オプトロニクス部門動向

 

インダストリアルテープ、M&Mは増収増益

 

513日に経営説明会

 

 恒例の社長出席の経営説明会は、513日開催で、メディカル部門の専門家も出るようだ。

 

 なお、注目のOLEDに関連して、1/4λ偏光フィルム、TPフィルム動向、ITOについての質問は無かった。地震の富士フイルムのTACの影響、磁石フィルムの話も質問はなく、後日聞きたい。