5月11日17時~18時過ぎまで説明会に参加。会社側は登坂社長、経営企画の増山本部長、福田副本部長、司会はIR木本氏、業績説明は増山本部長、その後、今後の経営方針について登坂社長より説明。同社のIRは、上期と本決算は説明会、本決算は社長も出席し経営方針について説明、1Qと3Q決算はテレコンという方針。今回、登坂社長は説明会初登場。
90年代から何回か訪問しているが、前職では、投資家の目から決算説明会に参加したが、累積INPUTは20回程度であり、それゆえ、印象記に過ぎない。
強誘電体
1950年の当社の設立以来、強誘電体材料の電子部品に特化。2000年度には過去最高のOP350億円を突破したが、その後は、200億円は突破するものの、それ以上となるとなかなか難しい。円高に弱い。前回の中計(2012~2014年度)では、最終年度で売上2500億円、OP200億円、ROE8%を掲げたが、OPは2015年度で達成した。売上は過去最高だが一歩届かず。
2015年度の業績は売上2404億円 OP234億円、NP148億円。売上はやや下ブレだが過去最高を更新、利益は上ブレ。スマホ、クルマ産機は共に20%増、記録製品は撤退、操業度アップと円安も効いた。
2016年度計画は売上2250億円、OP100億円、NP40億円と減収で利益は半減以下。円高に加え固定費増がマイナス。円高がなく撤退中の記録製品等の減を除けば主力製品では9%増。スマホやクルマのハイエンドでは員数増がありプラス。設備投資でコンデンサのキャパは10%増だが、スーパーハイエンドであり問題ないとの認識。
中期戦略はモジュール・ソリューションと面的展開
非武装中立ならぬ非セミコン中立
部品メーカーは猫も杓子も車載・産機
過去最高益を目指して