5月17日10時~11時説明会、プレゼンは業績について荒井専務、その後、小倉社長、質疑対応は加えて生産担当の野邉常務。なお、決算発表そのものは4月28日。
最後に残念
業績は、2015年度は売上478億円、OP31億円、NP25億円。4月12日に、三菱電機向け受託生産を担う子会社のJRC福岡での需要減により下方修正された通りだが、惜しかった。
今期増益見通しに隠された幾つかの意味
2016年度は、デバイス業界の中で、前期に大きな減損や特損をOPに反映した、京セラ、新電元、ホシデンなどの他、日本航空電子と同様に、珍しい増益見通しだが、その背景の一つは為替前提。日清紡グループで120円/$に統一されているため。10円の円高で14億円の影響があり、仮に115円前提ではOPは25億円、110円なら18億円になると正直に説明。ただ、意外と影響額は少なくなるだろう。また、その実態は表面上の数字と異なり強い。
Forwardが伸びる
中期成長に向けては引き続きForward製品が牽引。「猫も杓子も」ではあるが、車載産機が伸びる。クルマでは全体の伸びは少ないが、ナビが減り、電装系が増える。驚くべきは、Tier2よりも、Tier1が多く増えており、トップのクルマメーカー直接も多い。