2016年5月30日 本多通信工業の決算説明会(5月10日)

 

去る510日に決算説明会。かつては、出席者も関係者中心で少なかったらしいが、1部上場やIR効果もあり、ほぼ満員。精密ネジ加工技術に強みを持つコネクタメーカーの中堅老舗。店頭公開99年、2部上場2001年だが、その後、08年から松下電工と資本提携、業績が大きく改善し、この度、1部上場となった。松下電工OBの佐谷社長がユニークであり、IRにも熱心、特に、3年累計で業績を示す中計の見せ方や、動画サイトが面白い。http://www.htk-jp.com/ir/index.html 

 

2015年度は売上171億円OP13億円、NP13億円、2016年度は売上175億円、OP13億円、NP12億円。円高や商流変更で減益。コアだった交換機用などは戻らないが、FTTHや、FAは回復傾向。中計GC20では、2020年売上250億円、OP25億円、ROE13%を目指す。

まさに、経営重心®で、長サイクル、小ボリュームのジャパンストライクゾーンの左下を意識した経営である。パナソニックというよりは松下電工の経営DNAを彷彿する。