2016年6月23日 有機EL討論会 特別講演 サムスン・LG・アップル等OBのLeeとサムスンOBのYi氏

 

日本の有機EL関連の研究者など関係者が集う「有機EL討論会による公開シンポジウム」が623日から24日、東工大大岡山キャンパスの蔵前会館で開催に参加した。

 

特別セッション

 

大半は、有機EL関連の学会発表だが、23日は、特別セッションとして、TCLJames Lee氏による特別講演「New Display Technology Trend in Future」とパネルディスカッション「再び脚光を浴びる有機ELディスプレイ、その行方を読む」、パネラーは、Lee氏、UBIリサーチのChoong Hoon Yi氏、上海天馬AMOLED有限公司の浜田氏、フォックスコン日本技研の豆野氏、JDI次世代研究センターの鈴木氏、座長・コーディネートは、産業技術総合研究所でソニーの占部氏。

 

 特に、この中で、Lee氏と講演と、パネルディスカッションの中でのYi氏のショートプレゼンは非常に貴重な内容であった。二人とも流暢な日本語であり分かり易く、かなり本音の見方であっただろう。

 

Lee氏は、サムスンで3.5Gの液晶を起ち上げ、CDTで高分子OLEDに関わり、LGディスプレイでR&D、その後、アップルでOLED関連、アップルウォッチ等に関わり、現在は、TCLOLED-TVやフレキシブルディスプレイの開発を担当。また、Yi氏は、KISTからサムスンSDIを経てOLED照明の会社やOLEDリサーチ会社を設立、サムスン等にOLEDをコンサル、サムスンの戦略を指導しているそうだ。世界、特に韓国や中国、あるいはアップルからの目線でFPD産業が理解できる。

 

Lee氏のポイント

Yi氏のショートプレゼン

 

質疑とパネルディスカッション

 韓国人2(所属は中国、韓国)の講演やショートプレゼンに圧倒され、日本人(所属は中国、台湾、日本)側はタジタジの感があった。