2016年6月27日 日本光電の決算と中期計画説明会(5月16日)

 

タイミングがずれてしまったが、さる516日に決算および中計の説明会があった。プレゼンは、荻野社長である。動作のIRは、上期と通期の決算説明会の他、事業説明会も適宜ある。説明会では、エレキ・精密系のアナリストと医療系のアナリストが両方参加しており、これは、東芝の那須工場見学や、リオン、サイバーダインも同様で、切り口が違っており面白い。

 

少し前だが、1年前の3月には、落合のオフィスで、海外事業や施設の説明会もあった。ここでは、実際の手術室と同様の設備があり、可搬式のモニタを体験、病院内のVR(投射型3次元シミュレータ)があり、教育や訓練に有用である。このVRシステムは、道路上でのAEDの練習もできる。

 

25年で大きく変貌

 

ファンド時代に、20年ぶりに接して、その変わりように一番驚いた会社の一つである。

 

業績は先行投資

 

2015年度は期初からいえば、売上172016701655億円、OP180165164億円、NP121107105億円と下ブレだが、円高が要因。2016年度は、売上1750億円で海外が中心に伸び、OP175億円、NP115億円、為替は109/$123/€、感応度は$1円で1億円、€が0.2億円。

 

中計でも積極投資

 

中計では、2019年度に売上2000億円以上、OP250億円以上を掲げる。

 

質疑で確認した点

 

 第一は、キヤノンとの新たな関係の可能性である。

 

 第二は、各社の中計では必ず聞いている割引率とIFRS導入の影響である。

 

第三は、消耗品ビジネスに関連してである。

 

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