2016年7月18日 東芝のメモリ事業のオプションを考える

 

 先日の東芝IRデーで、メモリ事業について、足元は、回復傾向であり、以前から指摘されていたサンディスクとの方向性の相違も無くなり、プラスだろう。しかし、中期では、資本戦略と技術戦略の二つの軸から、いろいろなオプションが考えられる。ここで、再度、製品戦略と、アーキテクチャ、メモリ空間から、どこが、儲かるかを議論すべきだろう。この今の戦いは、データーセンターが喜ぶ、低コスト化、低機能化、であり、カネの勝負。「ドブ川」(ある有力者)の方向であり、いずれは中国に席捲されるかもしれない。

 

これまでは、上場して、東芝連結範囲の中で、とりあえずはデーターセンター向けを重視、将来は、SCMから不揮発RAMFPGAの方向性を考えていたが、もう少し、早めた方がいいかもしれない

 

3D化と技術戦略

 

 3Dでやや遅れたのは、いろいろの技術戦略の差があるが、成功体験が哲学に影響しているのではないか。また、将来の技術戦略や資本戦略も影響している。