上期の説明会が26日に東証であり参加。プレゼンは、いつものように田中CFO。いつもながら、説明が長く、質疑の時間が殆どない上、アナリストの質問がOA機器とカメラの数字の確認や短期の動向が多く、中期で重要な新規分野のトッキ、監視カメラ、TMSCの話が聴けないのは残念だ。
本業が厳しい
上期は厳しく、売上1.66兆円、OP1086億円、NP814億円、2Qだけでは売上860億円、OP686億円、NP534億円、12%減収OP35%減、新規のネットワークカメラ、トッキは大幅増だが、円高もあり、LBP、カメラが減収減益。産機は、トッキや監視カメラが好調でy/yで倍増。
為替前提を110→105円/$、125→115円/€に変更(1円円高の下期影響は$26億円、€15億円)し、年間の業績予想を売上3.6→3.52兆円、OP3000→2650億円、NP2000→1800億円に下方修正。セグメント別では、オフィスOP2340→2120億円、イメージング1500→1400億円、産機90→70億円。OA機器では、消耗品の市中在庫がサードパーティーの値下げや在庫増が影響、厳しそうだ。
産機の中で期待のトッキ
産機その他セグメントは、上期2260億円だが、うち産機は25%の565億円、ネットワークカメラも25%の565億円、通期では、5220→5290億円で、それぞれ25%ゆえ、産機1320億円(y/y70%増)、ネットワークカメラ1320億円(40%増)。
トッキの有機蒸着機の生産キャパは、従来の3台から10台規模に増やしており、検収タイミング次第だが、中期で売上は1000億円規模の可能性もあろう。