9月16日午後に、お台場の東京ビッグサイトで開催されている国際物流展に初めて行ってみた。IOT・AI・ビッグデータ等のキラーアプリケーションは物流だと考えており、特に日本企業にとっては、ハード系、センサ系、等で強みを生かせる。参入企業や具体的な事例などを、実際に確認したかったからである。なお併設されている自動認識総合展も行った。
隔年の開催であり、2000ブース、5.5万人の来場者数とのことだが、かなり混んでおり、驚いた。昨
ブースを見た中で、大きいスペースでは、豊田自動織機・トヨタL&F、三甲リース、岐阜プラスチック、岡村製作所、西部電機、住友重機搬送、椿本チェイン、ダイフク、コマツ、ダイヘン、日通、ANAカーゴ、UPR(http://www.upr-net.co.jp/)、村田機械、大和ハウス、IHI、ホクショー、ニチユ三菱フォークリフト、ユニキャリアなど、いろいろなバックグラウンドから物流をキーワードに多角化展開をしている。このUPRは宇部の素材系だが、その典型だろう。外資では、SEAOS、SICK、など。
改めて痛感したのが、電池の重要性であり、今後、給電も含め、長いサプライチェーンの中で鍵を握る。その中で、電池の状況をリモート監視できる事例(㈱イーコース)、などは面白いだろう。搬送系では、殆どが、床にガイドで誘導するものが多く、発展の余地が大きい。
意外だったのが、ドローンの展示があまりなかったことであり、工場内や倉庫内でも、日本では、これからということだろうか。むしろ、ビーコンで、場所を検知する例があった(ぷらっとホーム)。
日本では、工場内の効率化は十分に進んでおり、今後インダストリー4.0の中でも、工場間や倉庫などの物流が鍵であり、IOTによる改善余地は大きいだろう。また、流通業や、幅広い分野で、展開が可能だろう。やはり、電池とセンサである。