2016年11月1日 ソニーの決算説明会~一過性費用一巡から来期は

 

111日決算1715分~18時に参加、吉田CFOがプレゼン、質疑は、武田氏、村上氏。前日の31日に、村田への電池事業売却に伴う減損費用発生で、下方修正済み。また、冒頭、元役員の9億円の着服事件について謝罪があった。質疑は、来期のOP5000億円目線の確認が多く、あとゲーム、CMOSセンサー、モバイルであり、AV系は殆どない。

 

 2Q業績は売上1.69兆円、OP457億円に電池譲渡の減損326億円が含まれ、上期は売上3.3兆円、OP1019億円、NP260億円。通期は売上7.4兆円、OP30002700億円、NP800600億円。セグメント別では、コンポーネントが売上20001900億円、OP赤字120480億円が相当。

 

 為替は101/$、113/€の前提、全体では感応度$35億円、€50億円は不変。半導体は$35億円、€は無し、年間で630億円の影響。

 

 熊本地震の影響は、これまで800億円から535億円に減額、回復が早い。半導体とIP&Sにプラスで上方修正、HE&STV健闘で上方修正、映画は不振で下方修正、G&N、音楽、金融は不変。

 

なお、説明会では話題にならなかったが、全事業分社化完了、持ち株会社になり、ポートフォリオ管理とR&D等先行投資に傾注するのは評価できる。