ジャパンディスプレイ(JDI)の3Q決算説明会に参加、質問もした。プレゼンは、最初に、本間会長、次いで吉田CFO、有賀社長COO、と、これまでと順番を変えた。
心機一転
INCJからの資金も入り、白山も稼働、JOLEDの件もとりあえず落着、心機一転だろう。3Q決算も良好であり、B/Sも安心できる。中期の脱スマホ戦略も違和感は無い。あとは、OLED蒸着成功と技術者の結集、日本での縦型蒸着機プロジェクトの推進で、逆転を狙いたい。
決算は好調
3Q決算は上ブレ、売上2650→2732億円、OP100→127億円、新たに出された4Q決算は売上2300億円、OP125億円、年間では売上8742億円、OP230億円、最終黒字を目指す。
4Qに向けまずまずか
4Qに向けては、売上は減だが、まずまず。
2017年度の見方は振れ幅少なく
2017年度に関しては、明確な開示はないが、OLED化が進む中で、スマホに関しては、フルアクティブ中心にハイエンドに絞っていく。OLED化で、北米向けが減るため、北米向けの変動も減ることは、損益的にプラスであろう。
中期展開は非スマホに加えエンジニアリング会社を目指せ
中期に向けては、脱モバイルであり、多角化する中で、いろいろなチャンスがあるだろう。日本の工場ではく、地産地消で、中国ローカル工場で作り、エンジニアリングで儲ける仕組みを今から、ビジネスモデル変革をすべきだろう。トランプ時代は、そういう時代だろう。国内工場はそのためのマザー工場、エンジニアリング養成の場と考えるべきだろう。