2月9日17時からのテレコンに参加、質問もした。再度の下方修正、3月期から12月期へ決算期変更と来期の期待で、参加者多数の模様。
決算は先行費用とミックス悪化
2016年3Q決算は、売上301億円、OP赤字5億円、NP赤字5億円は下ブレ。円高に加え、来期のOLED関連の大量受注に向け、先行費用が発生した。3Qに6.5億円、4Qに23.5億円の計30億円、半分は、加賀と津に、非正規の1000人を採用(よくとれたと感心する)、トレーニングも含めた人件費、半分は量産立上げの試作費、など。これまでなかったライフイノベーションがM&Aで新たに加わり、3Qは1か月分だけ反映、コスト先行で、赤字5.7億円、など。
通期は、先行費用30億円の発生、産業資材等のミックス悪化14億円と円高で、売上1200→1180億円、OP20→赤字20億円、NP0→赤字50億円。これに対しては、まだ下ブレ余地はあろう。
先行費用とスマホOLED期待
OLEDスマホ関連は、タッチセンサーとフォースタッチの二種であり、数年前のタブレット向けにタッチセンサーの時より増え、工数も多く人数も多い。2017年は決算期変更で9か月となったが、まだ本格寄与は限定的でリスクもあろう。2018年が、むしろ期待の年かもしれない。
ポートフォリオはライフを第4の柱、車、蒸着紙と併せバランス志向
会社側は、ITへの依存度をおそれ、着々と、ポートフォリオ転換のため、M&Aを進めている。