2月8日16時~17時のSUMCO決算説明会に参加。プレゼンは市場動向戦略が橋本CEO、決算が瀧井COO、今回も橋本CEOが半導体市場見通し及びウェハ市場動向について説明、ついに値上げ始まった。
業績
2016年度の業績は売上高2113億円、OP140億円、NP65億円。4Qは売上559億円、OP55億円、NP31億円、2017年1Q計画は売上590億円、OP70億円、NP30億円。OP実績は1月27日の日経報道通り。
ウェハ市況は更にタイト化
ウェハ市況は、12φは4Qから値上がり、SUMCOもユーザーも在庫が無くなってきている状態。1Qは定修もあり、更に逼迫、値上がりが続き、焦ったユーザーは下期のウェハ確保に懸命で、アロケーションの状況で、先端大手を優先、中堅以下は厳しい。8φも、2Qからは値上がりのようだ
2020年までに主要半導体メーカーの設備投資計画からウェハ需要は600万枚を超え、状況は深刻化。ウェハメーカーは既に建屋がある場合に1.5年、ない場合は2年かかり、今年中に決断しないと間に合わない。
値上げ40%が供給増の条件
会社側は、能力増強が可能な条件を言及した。ユーザーにより、四半期、半年、1年と期間が異なるが、徐々に値上げは浸透だろう。先端の10nmなど同社のシャアが高いものは、より大幅な値上げの模様。
背景はデーターセンターによるビット需給の構造変化
NAND需要の背景は、スマホの台当たりGB増加はあるが、それ以上に、データーセンターだろう。
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