NITTOの3Q決算テレコンが10月31日あった。説明は武内CFO、の他、IR板倉氏、塩路など。今回は業績上方修正の他、セグメント開示変更があり、医薬のトピックスも多い。板倉氏が今回の上方修正を花道に、2月末で退職のためか、コメントは塩路氏からの数字開示。質疑は、オプト関係、医薬関係に関するものも多く、カバレッジも化学素材アナリストが中心となった。なお、長年IR向上に貢献があった板倉氏は、IR関係の会社を起業するようであり、一層の御活躍を祈りたい。
業績一転上方修正
3Q業績は売上2112億円、OP355、q/qで増収増益上ブレ。米ブリストル・マイヤーズ・スクイブ社と臓器繊維症治療薬に関する提携による一時金1億$(115億円)収入とリストラ費用を計上。
景況感の認識
マクロ環境については、年末あたりから、全般的に回復だが、それ以上に、パネルメーカーやサプライチェーンなどの立ち位置の変化に言及。
通期から来期
今期は、保守的であり、同時に全社で地味ながらIOT活用など構造改革を進めている。来期に向けては、OLED展開が重要だろう。