長い一日だった2月14日の翌日、スモールミーティングで事実関係を再確認、多くの方と議論もした。また、その後も、五月雨式に情報が出ている。
当日の動き
前から14日に発表としてマスコミにも通達していたので、昼過ぎから、1Fロビーに、既にTV局などのカメラも入り、延期しようとしても、報道陣で騒然とした。一般客の迷惑もあり、会見予定の39Fに移動、どんどん前から陣取り、もはやアナリスト席とマスコミ席を区別できなかったようだ。
決算遅延
当然、会社側は、数字は正直に出すとして、予定通りの発表をしたかったが、1月に入ってのWECでの2回内部通報で、この取り扱いで監査法人と調整しきれなかったようだ。マスコミ報道で、減損などの決算数字そのもので意見が対立しているような書きぶりだったが、そうではないようだ。
内部通報
説明会でもあったが、WECにおいて、1人が2回にわたり通報。質疑で回答もあったように、S&W買収後の、アセットの配分についてである。
コストアップの可能性
今回の件は、全て米でのAP1000の4基の2兆円規模のプロジェクトであり、それに対するコストアップが61億$であり、その分が、ほぼノレン計上、減損となった。
中国は問題ないが英印や今後の45基の中身が不明
中国AP1000(三門、海陽)も4基だが、WECはEPC契約ではないので、大幅なコストアップのリスクは小さく、三門1号機は2016年12月に高温試験を終了、燃料装荷と試運転であり、遅れも大きくない。
フリーポートは将来リスク
更に、原発ではないが、フリーポートも頭が痛い。
原発とフリーポート以外なら自信がある
このように、原発やフリーポートなどは、長期にわたり不確実性が高い。しかしながら、それ以外については、シャープが鴻海傘下になって急回復すると確信したと同様の自信がある。
NANDは大健闘だったが一層の発展
NANDは上場すれば、いっそう飛躍し、羽ばたくことだろう。
セグメント別再評価
その後の情勢を踏まえ、セグメント別に価値を試算した。
割れても末に会わむとぞ思ふ