決算発表も一段落、旧正月も終わり、スマホはいいとは言えないが、デバイス市況は全体に好調である。
メモリ、クルマ向けはバブル?
NANDもタイト、DRAMは逼迫、ウェハーは不足で値上げ、HDDも堅調。やはり、データーセンターの需要は強い。LCDも更に値上げだ。驚くべきは、ディスクリート、コンデンサや抵抗が、最先端の超小型ではなく、少し前の大きめが強いことであり、クルマや産機向けが多いようだ。一体、何か起こっているのだろうか?
短サイクル・ネットで繋がるデジタル家電系から、デジタル産機系(クルマ、IOT、データーセンター)へ
第一は、需要構造の変化であり、この10年の家電系から、産機系へのシフトの本格化だ。
背景はビッグデータ活用によるビット需給の構造変化
第二は、こうした需要構造の変化に対し、コンセンサスが理解しておらず、これまでの10年と同じ延長線でとらえようとしている。
需要が直線的に
そして、第三に、これまでは、需給共に伸び率が変動していたが、今後は、需要の伸び率が一定、よって需要が曲線から直線になる。