2017年3月7日 ディスコ関家一馬社長とのスモールミーティング

 

ディスコ関家社長と投資家アナリストとのスモールミーティングが36783回のコマに分けられて開催され、7日の1416時に参加した。昨年(391011)に続き2回目。参加者は10名強。ネットで参加申請、事前に質問を出し、IR側で共通の質問6項目から社長が回答、その後で順次、個々の質問となった。簡潔な回答であったが、共通質問以外も多く、時間は一杯であった。なお、事前に注意もあったが、足元から今来期業績のついての質問やコメントは一切不可。

 

質問項目

 

 共通の質問は、①3D-NAND等の成長の中でのビジネスモデル、②開示された2017年度1Q見通しの再確認、③桑畑Cゾーンの設備投資やR&D動向、IoTAI導入、④配当株主政策、⑤WILL会計、⑥最近の関心事、である。

 

 これに対し、①は、「切る・削る・磨く」を維持、②今回は1Qがピークであり、年間がその4倍ではない、③は、Cゾーン投資で当面大丈夫そう、AIについては辛めのコメント、④は完成度の高い仕組みだとして、自信を示す、⑤個人レベルで自由経済を導入したわけだが、合わずに辞めた社員もいるが、⑥は漠然とした危機感の一方で、もっとよい会社、売上ではなく中身において、にする意欲を表面した。

 

質問

 

 私の質問は、以下である。

 

3Q決算で話題となったスマホ向けガラス加工用ダイサー受注

 

3Q決算では、まだ不明だったが、今回、筐体ではなく、カメラのカバーグラスの加工であることが明らかになった。

 

ウェハー需給がタイト化の状況と、その中で 450mm化の可能性

 

否定的だった。

 

前回のミーティングで4つの「治」で5つ目の「治」を探していたが

 

 まだ見つかっていないとのことだ。

 

新規事業、M&Aについて

 

 売上拡大を目標にしていないので、あえて新規事業化の組織を儲けていない。

 

他の質問

 

 この他、ITバブル時との比較、マクロのシリコンサイクル動向、個々の確認など、であり、特筆すべき点はなかった。

 

漠然とした不安は自信と称賛の裏腹

業績も株価も絶好調である中で、漠然とした危機感を持っていると表明したが、それは、社長自身の内面の自信との裏腹だろう。