ディスプレイ市況は要注意、メモリはまだ強いが油断大敵

 

4月に入り、iPhone8の仕込みが本格化しつつあり、ハイテクのデバイスのサプライチェーンに、一層注目しなければならない。

 

 中国スマホメーカーは、1Qの不振をうけ、2Q分も発注を削減した模様。 韓国サムスンも、「8」に関しては、N7の反省もあり、慎重な立上げのようであり、サプライチェーンの発注量はコンセンサスより少ないようだ。アップルも、仕様変更や、生産の難しさもあり微妙な情勢。こうしたスマホメーカーの状況から、サムスンはOLEDのパネル生産のアロケーション調整をしており、値下げを始めており、タイトだったLCDにも影響が始まっている。

 

 他方、メモリについては、堅調である。

 

TVについては、現状は、LCD中心であり、引き続き市況は健全。

 

なお、北朝鮮情勢は緊迫化しており、もし朝鮮半島に万が一のことがあれば、OLEDNANDDRAMは、工場が、北部に集中しており、サプライチェーンに注意が必要だろう。