去る4月28日の決算説明会に参加、質問もした。4月27日に業績の上方修正が発表され、前回の説明会で指摘されていたように、業績が底であること、同社の底力が再確認され、注目度が高く参加者多数。
説明者は、橋本CEO、窪田CFOは同様だが、今回から、長年説明会で計測技術動向について紹介啓蒙に努力された田中副社長の退任に伴い、新たにエースの浜田氏が登壇、去る2月27日〜3月2日にバルセロナで開催のモバイルワールドコンファレンス2017のホットな話題を提供。参考になった。
業績上ブレ前2Qを底に坂の上の雲を目指す
2016年度業績は受注875→889億円、売上875→876億円、OP22→42億円、NP10→27億円と4Qの受注が全社で253億円と久しぶりに250億円を突破、T&Mもy/y微減だが173億円まで回復、大きく上ブレ。モバイル用テスタで製造用とLTEアドバイストでCA用受注があった。まさに2Qが底であった。無理して確保したとか前倒しということはない。なお、目立たないがFCFが7年連続プラスは立派だ。
2017年度は、売上910億円、OP44億円、NP30億円、T&Mは、前期の受注595億円、売上593億円、OP21億円から、受注、売上共に610億円、OP22億円と増収ながらOP横這い予想だが、全社のR&DがT&M中心に112億円から120億円に増え、1-3Qは受注横這いで4Qに回復するため。
2020年以降の「坂の上の雲」クラウドの先には、どういうアンリツの未来は見えているのだろうか。
モバイルワールドコンファレンス2017
浜田氏のバルセロナ報告では、幾つか極めて注目される点があった。