京セラの決算説明会(5月2日)とトップ交替

 

 n決算説明会5212時半~13時半に参加、決算は51日発表、出席者は、山口会長、谷本新社長、青木CFOなど。新社長の人事は220日に発表されているが、投資家アナリスト向け説明会には初登場。山口会長による挨拶と新社長の紹介、セグメント変更の説明に続き、谷本社長による挨拶、モノ作り一筋の自己紹介と決算説明、その後、質疑。質問の中身は、中期の経営目標と経営の仕組み、足元の市況感について、半々。私は、セグメント変更の社内への影響と、トップ交替の中でモノ作りバックグラウンドの人材を選んだ背景とメッセージについて、聞いた。

 

トップ人事

 

 トップ人事は、これまで同様、本流の半導体・セラミックス関係から選ばれ、営業出身の山口氏に対し、谷本氏は、モノ作り一筋

 

セグメント変更

 

 これに対し、ここまでの大きなセグメント変更は、この30年で初めてであり、サプライズ。把握しやすく、感謝したい。

 

経営重心®分析

 

経営重心®分析でマッピングすると、各事業の位置付けがや、ジャパンストライクゾーンへ如何に集中すねきかが、明らかになる。まさに、産機と自動車をコアとし、その周辺にいろいろな事業を置けばいいことがわかる。今後は、ソーラーや医療宝飾の位置づけの見直しだろう。

 

業績と中期目標

 

業績は、2016年度が売上1.42兆円、OP1045億円、税前利益1378億円、NP1038億円、2017年度が売上1.5兆円、OP1200億円、税前利益1500億円、NP1050億円。中期では、売上2兆円、税前利益率15%を目指す。KPIROEより税前利益。