NewsPicksを運営するユーザベースの1Q決算説明会が5月15日、アナリスト協会で開催され参加、質問もした。初めての参加だが、満員でマスコミも。
出席者は梅田CEO、新野氏、稲垣氏、村上氏。プレゼンは、簡明な資料で、新野氏が、全体と担当のSPEEDA事業、後半がNewsPicks担当の稲垣氏、質疑は、梅田CEOや村上氏が財務情報など。説明が20分弱で質疑の時間が十分あり、また、梅田氏の補足コメントがなかなか良い。
業績は好調だが常に投資と収益のバランスを重視
業績は、2016年度は売上31億円、OP2.5億円、NP2.7億円、2017年度1Qは、売上9.7億円、OP1.4億円、2017年度計画は売上44億円、OP5億円、NP3.6億円。NewsPicks部門が黒字定着。
業績は、上ブレだが、上ブレをいいことだと考えておらず、投資と収益のバランスを考えて、計画通りに進捗していることを重視。
B2BのSPEEDAとB2CのNewsPicksが両輪
ユーザベースの経営理念は「経済情報で、世界をかえる」であり、B2BのSPEEDA、B2CのNewsPicks、前者はID数、後者は有料課金会員数をKPIとして開示しており、非常にシンプル。
このKPIを予測できれば、業績予想もシンプル、ただ、このKPIを向上させるため、優良なコメント維持や、アカデミア開催、既存マスコミとの多様なWIN-WIN関係の維持など、様々な工夫がある。
質疑で経営姿勢を確認
質疑では、以下を聞いたが、経営の理念価値観、姿勢がよく解った。ネット系・金融系的なベンチャーのように見えて、保守的であり、非常に価値観がしっかりしているし、役員間の位置付けもいい。