5月25日 13時半より、マスコミと投資家アナリスト合同の説明展示会に参加。説明会では、主席者は柵山社長、新任の開発本部長の藤田常務、松山常務。柵山社長より挨拶の後、藤田常務よりプレゼンが30分強、質疑、その後、自由に展示見学、15時半まで滞在。
だいたい、年1回、昨年は2月だった。かつては鎌倉や尼崎の現場、最近は本社が多かったが、今回は東京国際フォーラムで、1F、4F、6F、7Fで、広く展示。
全体的に、いつも感じるのだが、他社と比べて、説明員が丁寧親切熱心である。傾向的には、他社も、若い研究員ほど偉そうで、説明を端折り、質問にきちんと答えない場合があるが、同社の場合は、そういう不愉快なことが少ない。
研究開発体制
研究開発のグローバル体制は、国内は尼崎・京都にあるハード・重電系の先端総合研究所、大船のIT系の情報技術総合研究所、デザイン研、海外は、中国、英、仏、米の7拠点。
R&D費の意味
研究開発費は、売上比5%弱を維持、2120億円、配分は、事業本部からの依頼研究(主として短期)47%、自主研究の短期3%、中期30%、長期10%、基盤10%であり、この短期、中期、長期、基盤の5:3:1:1は意識されているようだ。
豊富な展示コーナー
展示コーナーは20ブースあり、未来社会のカテゴリーとして、IoT、スマートモビリティ、快適空間、安全安心インフラの4つ、これを2020年までの「明日への切符」と2020年以降の「未来への扉」に分け、4×2のマトリックスに配分は、前回と同様。未来への扉は、コンセプト的なものが多い。
ただ、前回は25ブースで、明日への切符と未来への扉が半々だった。今回、AI技術ブランド「Maisart」を打ち出した。
注目展示
「電波の見える化」、デザイン研による「アニメーションライティング誘導システム」に注目。後者は、光のアニメーションで床やエレベーター運行表示をし、施設内移動が快適になるもの。