6月1日10時半~12時、決算(5月12日に発表済)および中計の説明会に参加、質問もした。昨年5月30日以来、1年ぶり。出席者は昨年同様、小畑社長、齋藤専務、延常務、植野常務、子会社の日新イオン機器の長井社長、寺本執行役。決算とV2020中計、昨年は無かった長井氏によるイオン注入事業についても説明があった。
なお、創立100周年(創業107年)であるが、最高益更新で迎えるとは幸福な会社だ。また、今回、小畑社長は会長に、新社長は齋藤氏。
最高益更新中
業績は2016年度受注1300→1254億円、売上1300→1269億円、OP150→165→167億円、NP100→110→142億円と利益は大きく上ブレ。ROE17%。創立100周年で、最高益更新中とめでたい。
2017年度計画は、受注1250億円、売上1250億円、OP150億円、NP100億円と減益見通し。V2020中計では、売上1350億円、OP125億円であり、売上はやや減だが、利益は上方修正。今回、2020年度は売上1800億円、OP180億円、ROE10%。
2020年までは好調だが、その後のVISIONを
背景は、国内では、電力の地域間融通と広域連携増強、発送電分離、スマートグリッド等で強く、海外も中国アセアンのUHVや直流送電網建設投資がある。ビーム真空応用が、FPDに加え、半導体も強いだろう。特に2017年度は、ビーム真空応用が受注売上減で利益を半減と見ており、極めて保守的だろう。
イオン注入機は半導体でも攻勢
長井氏による概況説明は、2年ぶり。FPDだけでなく、半導体についても、詳細説明。コーティングや電子線照射もあり、スマホ向けレンズ周り部分の加工など期待だが、今回は説明なし。
100%シェア維持のFPDイオン注入機
FPD向けイオン注入機は、最近、スマホ向けで需要が強いLTPSで必須であり、アモファスの工場を転換するのに不可欠でELAと併せて用いる。トップシェアを維持。