東芝メモリーの売却についてWDが差し止めを求めるなどの訴訟で、米カルフォルニア州の上級裁判所は、7月14日(日本時間15日)、判断を28日に先送りした。なお、WDのアクセス遮断に関しては、一部を除いて解除を東芝に命令した。http://www.nikkei.com/article/DGXLASGN15H1P_V10C17A7000000/
8月10日には有報提出期限もあり、NAND市況の不透明感がある中で、時間が遅れるのは、東芝にはリスクが高まる。
WDはサンディスク時代の契約が強い
WDがベストの選択肢ではないが、WDに有利に見えるとの専門家の意見も多い。故に、米ブロードコムも入札から降りたし、金融機関の中にも、一部の資料が明らかになるにつれ、リスクを感じるだろう。
技術流出問題と独禁法
さらに、現在のベイン・INCJ・ハイニクス等の連合では、将来のハイニクスのローン分が議決権に転換するスキームである可能性を排除できず、技術流出や独禁法に関連して、なぜ、台湾はダメで、韓国はいいのか、世論や、各国政府を説得するのは容易ではない。
技術流出に関しては、現在は、主として、外為法だが、報道によれば、財務省が新しい基準をつくる模様であり、8月に公表らしい。http://www.nikkei.com/article/DGXLZO18746510R10C17A7EE8000/
原発では米サザンが8月に結論
また、日経によると、米サザンは、WHに発注に2基の建設継続に関し、8月に結論を出すようだ。すでに、合意はあるが、交渉中のスキャナー原発にも影響があるかもしれない。
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO18791600S7A710C1TJ2000/
韓国電力とWH
さらに、東芝のニュージェンプロジェクトに関しては、韓国電力が東芝から、ニュージェン株式を取得することを検討、その場合は、韓国のAP1400が採用される可能性がある。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ12HTG_S7A710C1TJ2000/
東芝の偶発債務
この10年の実績は実力ではなく、さらに飛躍も