去る7月26日17時開催の決算説明会に参加した。永守社長が簡潔にして力強い説明だが、今回は、M&A、特にPMIに関する説明が興味深かった。M&Aにより傘下となった主要子会社、サンキョー、テクノモータ、トーソク、シンポ、エレシスについて、最近の著しい収益改善の状況について、開示された。また、ロボット事業に関する説明も、参考になった。
早々と上方修正
2017年度1Q業績は、売上3431億円、OP390億円、NP382億円、と好調、上期、通期共に早々と上方修正。既に、精密小型モータ、機器装置、電子光学などは、Vision2020で掲げる15%を達成。家電商業産業は一桁だが、これは前期にM&Aした、ルロアソマー社、コントロールテクニクス社の影響が、売上386億円、OP13億円、Opm3%とまだ低収益であるためで、これを除けば10%に近い。また、自らPMIをしている、この2社の状況からは来期はOpm10%を超える可能性があるようだ。
2017年度上期は、売上6250→6500億円、OP750→800億円、NP580→600億円、2017年度通期は売上1.35→1.375兆円、OP1600→1650億円、NP1250→1270億円へ上方修正。
その後、大きく業績を改善した5つの子会社
M&Aの極意