上期説明会に参加、質問もした。プレゼンは永守社長、出席者は佐藤CFO、永安氏だが今回は全て永守社長が回答。上期、通期とも、ジワジワ上方修正だが、今回は改めて、VISION2020に向けての中期戦略が中心。プレゼンや質疑の中で、ロボットやFA関連では、あくまで、モーターや周辺デバイス、ソフトを供給する部品メーカーであることが強調された。
上期過去最高、通期も上方修正、VISON2020へ近づく
上期は全て過去最高、これまで主力だった精密小型モーターを車載家電などが抜いた。HDD市場台数見通しは下方修正だが、PCが中心であり、データーセンター等は堅調、ミックスはよく、売上や利益へのマイナス影響はないだろう。売上7159億円、OP826億円、NP600億円、通期は売上1.375→1.45兆円、OP1650→1700億円、NP1270→1280億円。
精密小型モーターから車載家電産機ロボット向けモーターへ
車載モーター市場規模は、2016年の2.8兆円から2030年には6兆円、うちパワートレインが、1.5兆円から3.9兆円となるが、この中で受注累計も2025年にかけ倍増、特にブレーキ用が大幅増。
ロボット新時代と体制強化
ロボットは、現在はFA用だが、これからは、10kg以下のものが大きく伸びる。2030年には、家庭用、物流・食品・サービス用で、600万台規模へ。
経営重心分析