去る11月10日に2Q決算を開示、11月29日の説明会に参加した。栗原社長以下、幹部が出席、質疑は、ほぼ栗原社長。既に、11月10日に、上期については、若干の下方修正済み。通期見通しは不変。
ファンダメンタルズには変化なく、業績修正はなし。短信には、受注に関しては定性的な記述はあるが、できれば定量数字もあっていいだろう。
ノーベル化学賞のクライオTEMに大きく貢献
なお、2017年のノーベル化学賞は、クライオ電子顕微鏡(TEM)の開発者であるヘンダーソン氏等だが、同社も、クライオTEMは、黎明期から関わっている。https://www.jeol.co.jp/news/detail/20171005.2258.html
ヘンダーソン氏は、同社と関係が深い名大の藤吉教授とも交流が深いが、4月には、この藤吉教授と、クライオTEMを用い、蛋白質の構造解析受託差――ビスを行う新会社CeSPIAを設立している。
https://www.jeol.co.jp/news/detail/20170426.1845.html
ノーベル賞効果に加え、科学の進歩と業績に大きく貢献しよう。また、東大と共同で、40.5pmの世界最高分解能を達成記録。さらに、透過電子顕微鏡(JEM-ARM200F)を用いた研究論文が東京大学および科学技術振興機構より発表、量子力学が予言した化学反応理論を初めて実験で証明されたという。
http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/press/2017/5616/
業績は不変、受注堅調
産機と新規事業には投資家の関心が薄い