シャープが12月7日、東証一部に復帰した。昨年8月の経営基本方針で示した大きな目標の一つを達成した。シャープによると、東証一部から二部に指定替えとなった後、再び一部に復帰した事例は、過去数十年で1件、加えて、1年4か月でのスピード復帰は前例がないようだ。
戴社長は、これまで、一部指定後に社長を退任し、後任には、生え抜きの日本人が望ましいと語っており、その意向を取締役に諮ったが、業績が成長している中での交替例はなく、株主総会後が通例なので、保留となったという。そこで、共同CEO制を検討、候補は内外問わず検討し育成を急ぐようだ。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24385610X01C17A2TI1000/
業績は、急回復、OP1000億円は超えそうだが、これは、鴻海とのシナジー効果、これまでパネル好況の中では、予想できたが、リストラなく、給与カット等も戻し、ボーナス支給もある中では、立派だ。次は、中計の1500億円、そして、過去最高レベルを上回る2000億円が鍵だろう。
一部復帰はゴールでなく出発点
鴻海との異文化の化学反応によるイノベーション