既に日経など報道もあったが、東芝は、これまでのコメント、会社側のほぼ想定通りに、WHに関する資産をファンドに売り、今期の債務超過回避確実となったようだ。会社IR資料でも1月18日に正式発表している。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25828210Y8A110C1EAF000/
IR資料によると、債権譲渡により、売却益2400億円と税額影響(主として、メモリ社売却1兆800億円の税負担3400億円)の軽減1700億円により、4100億円の資本改善となる。単純計算すると、プラス2600億円の株主資本となる。
WH関連債権を売却へ
東芝は、WH関連債権、すなわち、親会社保証に係る代位債権額面を、6540億円、その他債権額面2581億円を、合計対価2441億円で、米The Baupost Group LLC 傘下のNucleusに譲渡する。
着々と解決へ
特設注意銘柄解除、債務超過問題、上場廃止懸念、WHリスク排除、メモリ売却に絡むWDと和解や独禁法など、多くの複雑な「連立多次元微分法的式」であり、解なし、との絶望感があった。
残された点は総括
それとは、別に残された点は、社外も含め、旧役員の経営責任総括だろう。