4月25日16時15分より開催の1Q説明会に参加した。プレゼンは、いつも通り、田中CFOだが、会場が違うせいか、出席者や資料の雰囲気が変わったような印象。質問も、これまではオフィス機器等に関するものが中心だったが、今回は、メディカルやOLED蒸着機が目立った。
業績そのものは、1Qだけゆえ、年間見通しは不変、売上4.3兆円、OP4040億円、NP2800億円。メディカルが一時要因で減少、OLED蒸着機、ネットワークカメラは好調。なお、サービス売上と年金処理に関して会計基準変更で、OPが4200→4040億円。
メディカルは、1Qの売上1171億円、OP105億円、年間の売上4700億円、OP270億円は不変。前期1Qがイレギュラーゆえ、y/y11%減だが、2Q以降は成長加速。統合シナジー効果や品種絞り込みを期待。中期では2020年にOPM10%だが、シナジーやコストダウンが奏功。2016年度は4%だったが、2017年は5.2%、2018年5.7%と徐々に改善へ。
産業機器は、露光装置が、SPE、FPD共に好調持続、OLED、ネットワークカメラも二桁増。トッキのシェアは維持、フル稼働で2年バックオーダーであり、アネルバやマシナリ役割分担で生産性アップ。
経営重心分析では、キヤノンのメディカルやネットワーク、トッキのM&Aは、結果的には、ジャパンストライクゾーンを埋め、危険な2コア型から、脱してきていることがわかる。