17時からの説明会に参加、ここのところ、大島CFOだけだったが、久しぶりに、東入来CEO、有賀COOが出席。プレゼンも質疑対応も東入来、大島両氏で、COOも役員も退任となる有賀氏は、挨拶も発言の機会も無かったのが残念だった。質問はまだ残っていたが、打ち切られた。
経営陣とガバナンス
今回、東入来氏は代取CEOのままだが、JOLED代取社長は退任、取締役会長となる。後任は石橋氏。また、有賀氏は退任、技術顧問へ。新COOは、車載向けディスプレイを牽引してきた月崎氏となる。東入来氏の人事は、質疑で、JOLEDがJDIの子会社とならない以上、今後、利益相反などのガバナンスリスクがあるためと回答。これは、以前から指摘していた通りだ。
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有賀氏は経営責任をとって退任で潔いともいえるが、むしろ、残念だ。初期の頃を除き、実際は、INCJから派遣の役員や、落下傘でCEOとなった本間氏や東入来氏の下では、十分な経営手腕を封じ込められたままであり、不完全燃焼だった。月崎氏が同じ境遇にならないよう願うばかりだ。
業績は厳しい
2017年度はやはり厳しく、大幅な赤字、「OP赤字500-100億円、NP3000億円規模も」、と指摘してきたが、その通りとなった。粗利が赤字という厳しさ。自己資本比率13%まで低下、債務超過直前だったが、350億円増資で自己資本比率18%まで回復。
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売上7175億円、OP赤字617億円、減損1038億円もあり、特損1423億円計上で、NP赤字2472億円。特損により、減損からDep200億円減、賃金分300億円で、計500億円の固定費削減効果。
会社側は、2018年度は売上10〜20%増、Opm2-3%と回復。単純計算すると、売上7890〜8610億円、OP160〜260億円となる。フルアクティブ液晶がスマホ向けに寄与、車載向けも1000億円をこえ、堅調。
明るい兆し